よもぎファームが生まれるまでの物語
僕は田舎が嫌いだった
正直に言うと、若いころの僕は、実家のある田舎があまり好きじゃありませんでした。
「古今伝授の里」と呼ばれる、岐阜県郡上市大和町の山奥。
本屋やゲーセンもなく、若者が好む場所がほとんどない不便な土地だと思っていました。
大学進学を機に都会へ出て、夜中まで遊び、お酒を飲み、朝ラーメンを食べて寝る──そんな生活を楽しんでいた僕は、
「もうここに戻ることはない」
と、本気で思っていたのです。
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オーガニックコスメとの出会い
大学卒業後は、会社員として数年働いたのち、29歳で独立。
35歳で株式会社SKY DEERを設立し、オーガニックコスメブランド「ネオナチュラル」の中国・香港での総代理店として、海外展開に携わりました。
その過程で、防腐剤や香料、農薬といった成分が身体に与える影響について、書類の翻訳や現地対応を通じて深く学びました。
成分や原料に触れる中で、自然由来の力への理解が少しずつ深まっていきました。
ただその頃はまだ、どこか「自然」という存在との距離が、自分の中では遠いままでした。
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すべてを変えた、義父の死
そんな僕の価値観を根底から変えたのは、妻の父──義父ががんで亡くなった出来事でした。
がっしりとした体格で、優しく、家族の中心にいた人。
経営者としても精神力が強く、がんになってからも明るく前向きでした。
未熟だった自分をずっと信じてくれた義父が、ある日を境にすっとこの世からいなくなってしまった。
「なぜ病気になったのか?」
「防げた方法はなかったのか?」
そんな問いが頭の中をめぐり続けました。
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実家の空気の中で
それからというもの、僕の暮らしは少しずつ変わっていきました。
・定期的に健康診断を受けるようになった
・テフロンのフライパンをやめ、鋳物に変えた
・キャンドルを灯し、ヨガをする時間を持つようになった
そして、久しぶりに帰った実家の空気の中で気づいたことがありました。
父が無農薬で育てた夏野菜の力強さ。
井戸水で沸かしたお風呂の柔らかさ。
そして、そのお湯の中でふわっと香るハーブの香り──
当たり前だったはずの自然の営みに、やっと目が開かれた気がしたのです。
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よもぎと生きる暮らしへ
2021年。僕は42歳になった年に、思い切って実家へ拠点を移しました。
祖父母の代から受け継いできたこの土地で、もう一度自然と向き合いながら生きていくと決めたのです。
そこで出会ったのが「よもぎ」。
昔から薬草として親しまれてきた日本のハーブ。
「ハーブの女王」とも呼ばれ、僕たちの暮らしに寄り添ってきた植物です。
なぜ、よもぎだったのか。
その理由は、大きく3つあります。
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❶ 身体を整える力(健康・美容)
よもぎはデトックス・抗炎症・温活・美肌などの働きを持ち、現代科学でもその効果が注目されています。入浴剤やアロマ、食品やスキンケア製品など、幅広い形で活かせる自然の恵みです。
❷ 心と空間を整える力(癒し・浄化)
よもぎの香りには、心を落ち着かせ、空間を清める力があります。昔から邪気払いとして使われてきたように、目に見えない疲れや不安にそっと寄り添ってくれます。
❸ 風土に根ざす力(伝統・地域性)
お灸や薬湯、草餅、染め物など、日本の風土と共に生きてきたよもぎ。ここ郡上にも、在来種のよもぎが自生しており、無農薬・自然栽培にも適しています。
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健康がなければ、人生のすべては揺らいでしまう。
だからこそ、誰もが健やかに、自分らしく生きてほしい。
よもぎなら、その願いを叶えてくれる──
僕は、そう信じています。
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だからこそ、誰もが健やかに、自分らしく生きてほしい。
よもぎなら、その願いを叶えてくれる──
僕は、そう信じています。
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草の力が、寄り添う力になる。
2023年、僕たちは郡上の山あいに在来のよもぎを迎え入れ、畑での自然栽培を始めました。
農薬や化学肥料を使わず、草や虫を敵とせず、自然と共に育つ方法で、草本来の力を引き出すことを目指しています。
便利さとスピードが優先される現代において、
よもぎの香りや味わいは、静かで優しく、どこか懐かしく、そっと寄り添ってくれる存在です。
そして2025年。
この草の力をもっと多くの人に届けたくて、
「よもぎファーム」 というブランドを立ち上げました。
僕たちが育てた草。
その命をいただいて生まれた製品が、
誰かの暮らしの中で、静かに役立てたら嬉しい。
そう思いながら、今日も畑に立っています。
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