よもぎ入浴で“気持ちの整理”ができる理由
感情がぐちゃぐちゃになってしまう日。
自分でも、どうしてこんなにイライラするのか、わからない夜。
あるいは、言葉にできないまま、涙が溢れてくるようなとき。
そんなとき、私たちは「よもぎのお風呂」にそっと身を委ねるようにしています。
これは、気分を切り替えるための“気合い”ではなく、
草の力を借りて、静かに自分と向き合う時間。
「草湯(そうとう)」とも言える、このシンプルな習慣が、
少しずつ、心を整えてくれるのです。
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❶ よもぎは「心の熱」をやわらげる薬草
よもぎは、古来より“心身の熱”を下げる薬草として知られてきました。
中国の漢方では「艾葉(がいよう)」と呼ばれ、
日本でも、もぐさや薬湯などとして人々の暮らしに寄り添ってきた植物です。
実際によもぎには、以下のような心の整理に関わるちからがあるとされています:
1. 自律神経を整える香り成分
2. 血行促進による冷えの改善
3. 緊張や不安をやわらげるリラックス効果
4. 古くから“けがれをはらう草”とされる霊的・象徴的意味
つまり、よもぎ入浴は、単なる温浴以上に、
「感情や気の流れ」を整えるための草の儀式でもあるのです。
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❷ お湯に草を浮かべるだけでいい
よもぎの入浴法はとてもシンプルです。
乾燥させたよもぎを、お風呂に浮かべるだけ。
体がじんわり温まると、ふわりと草の香りが立ち上がり、
それだけで、深く呼吸ができるようになります。
そして気づくと、さっきまでのモヤモヤや怒りが、
湯気と一緒に、すこし遠くへ流れていっている。
感情は、整理しようと思っても、うまく言葉にできないことがあります。
でも草の香りは、そうした“名づけられない感情”に、
静かに寄り添ってくれるのです。
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❸ “整える”ために、「はらう」ことから
私たちが大切にしていることのひとつに、
整える前に、まず“はらう”ことがあります。
たとえば、体に溜まった冷えや、不要なエネルギー、
人間関係で抱えたストレスや、過去の記憶の澱(おり)のようなもの――
それらを、草のちからで洗い流すことができたら。
よもぎは、まさにそうした浄化のための草でもあります。
入浴とは、「脱ぐ」「はらう」「還る」という行為。
草と湯と香りが、その小さな儀式を支えてくれます。
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❹ よもぎは、“気”のめぐりを戻してくれる草
わたしたちの体と心は、目に見えない「気」でつながっています。
よもぎは、気を整え、心の巡りを助けてくれる植物。
そんな草のちからを、もっと身近に、自然に届けたくて、
私たちは今、草の入浴剤『草湯らぎ』シリーズを準備しています。
きちんと乾かし、刻み、香りが生きたままのよもぎを使い、
ただのお湯ではなく、「草の湯」と呼べるものに仕上げたいと願っています。
疲れた日や、気持ちを整理したいときに。
草に身をゆだねるように、安心して入ってもらえるお風呂を。
その想いを込めて、わたしたちは今日も草を摘み、手で仕上げています。
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岐阜・郡上の山あいで、在来のよもぎを無農薬で育てています。
「草のちから」がそっと寄り添うような製品を、これからも一つひとつ丁寧にお届けしていきます。
このブログが、どこかの誰かにとって、草と自分をつなぎ直すようなやさしい時間になればうれしいです。
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