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よもぎ全草を使う意味 - 葉・茎・花のちから

  ❶ よもぎ全草を使う意味 - 葉・茎・花のちから よもぎという草は、葉だけでも十分に薬効があります。 けれど、私たちは「全草(ぜんそう)」──つまり、葉・茎・花のすべてを用いることを大切にしています。 それは昔から、草の「いのち」をまるごといただくという考え方があったからです。 そして近年の科学研究でも、その理(ことわり)は少しずつ明らかになってきています。 ❷ 葉 ― クロロフィルとシネオールのちから よもぎの葉には、精油成分の「シネオール」や「ツヨン」、そして緑の色素「クロロフィル(葉緑素)」が豊富に含まれています。 これらは抗酸化・殺菌・血行促進の働きを持ち、古くから「浄化の草」「血の巡りを整える草」として親しまれてきました。 とくにクロロフィルは、体内の解毒や抗炎症に関わるとされ、健康維持の基盤を支える成分でもあります。🌿 ❸ 茎 ― ミネラルと安定のエネルギー 茎は軽視されがちですが、東洋医学では「気を通す管」として重んじられます。 地中から吸い上げたミネラルを豊かに含み、全体を支える“骨格”のような存在です。 茎を一緒に煎じることで、味がやわらぎ、香りが落ち着きます。 現代分析でも、茎にはポリフェノールや有機酸が含まれており、葉と補い合うように働くことが分かっています。 ❹ 花 ― 精油成分と霊的な気配 よもぎの花は小さく控えめですが、精油成分が最も凝縮される部分です。 花期に採れるよもぎは、香りが一段と深まり、エネルギーが満ちるといわれます。 古代中国では「艾(がい)の花」は邪を祓い、魂を鎮める草として香に焚かれてきました。 生命が結実する瞬間に宿る、“霊性の香り”とも呼べるものです。 ❺ 一物全体の理(いちもつぜんたいのことわり) 東洋の医学には、「一物全体(いちもつぜんたい)」という考え方があります。 ひとつのいのちを部分ではなく全体としていただくことで、その調和したエネルギーを受け取るというものです。 葉・茎・花、それぞれが補い合い、過不足を整えています。 よもぎを全草で用いることは、自然のバランスそのものをいただくこと。 私たちはこの思想を大切に、草のちからをまるごと製品に込めています。 自然の中に、無駄なものはひとつもありません。 すべての部分が、全体を生かすために存在しています。 草をいただくことは、いのちの循環に感謝すること...

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